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「男の子の育て方がわからない」を克服するために私がしたこと

子供を授かって5ヶ月後に、医師から「お腹の中の赤ちゃんは男の子です。」と言われた時、私はすごく戸惑いました。私は3姉妹の長女に生まれたので、男の子の育て方について、全く想像がつかなかったからです。

私の親戚は8割が女子でしたし、小学生の時は男子対女子でケンカをしていた記憶があり、男の子ってどう接すれば良いのかと、身構えてしまいました。

今となっては、"男の子"という枠にはめた大変恥ずかしいお話ですし、男の子限定の話ではないのですが、意識して克服するためにしたことをご紹介します。

1、アンテナを立てた

初めのころは、"男の子の育て方"というタイトルの書籍やネットを選んで読み漁っていました。子供が2,3歳になってくると、毎日の生活で自分が悩みに感じていることに関して、似たような例とその解決策を探す日々になっていきました。

情報を集めようとしている時に、アンテナは立つのだと思います。辛く苦しい日々でしたが、"親業"を見つけることができ、検索をする日々は卒業しました。

2、決めつけるのをやめた

ここからは、親業の学びにも含まれてくることですが、男の子だからこうだろうとか、3歳だったらこうだろうとか、世間一般で言われているようなことを、自分の子供にあてはめて、決めつけるのをやめました。

代わりに、子供の言っていることに耳を傾けることにしました。

決めつけをやめると、子供が本当に言いたいいことや考えを聞くことができました。どんなに小さな子供でも、言葉足らずでも、しっかり自分で考えているのがわかりました。

3、他人の経験を自分に当てはめるのをやめた

そしてもう一つは、他の人の経験を自分に当てはめようとするのをやめました。

以前の私は、子供に向き合うのではなく、周りの人の意見を参考に、自分の行動を決めようとしていました。書籍に良いと書いてあったものをそのまま実行したり、誰かが成功した例を息子で試そうとしました。

そして、うまくいかないと違うものを探す検索に時間を費やしていたのです。今思うと、自分に軸がありませんでした。

他の人が経験したことから学ぶことは、たくさんあると思います。大いに参考になります。

しかし、他の人の意見や経験は、あくまでも参考に留め、自分の場合はどうだろうと考えることがポイントではないかと思うのです。

一人として同じ人は存在しないし家族構成も違うのに、それを自分達に当てはめようとして無理をし、できない自分を責めたり悲しくなったりする必要はないのです。

答えは全て自分や子供自身の中にあることがわかり、似た状況を検索するのをやめたおかげで余裕が生まれ、子供と関わる時間が増え、向き合うことができるようになりました。

これからも、子供と向き合いながら、自分と子供に当てはまる答えは自分達で探しながら前に進みたいと思います。