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もう子育ては卒業!? 自分の部屋を作った兄弟がイキイキとしているワケ

~「自分の部屋が欲しい」長男の一言から始まった"環境改善"~

親業では、親が困った、イヤだと思うことを解決して行く方法の1つとして、環境改善をおすすめしています。今の環境が原因になっていないかを見直していこうというものです。

今回、自分の部屋が欲しいと訴えてきた我が家の子供達は、自ら考えて環境改善を果たしました。

小学4年と1年の兄弟。そろそろ子供部屋が必要かとは思っていましたが、とうとうその日がやってきました。言い分はそれぞれ。↓

兄:「友達は皆自分の部屋を持っている」「1人の部屋が欲しい」
弟:「アニメのキャラも、友達も部屋を持っている子がいるのに、自分だけ持っていないのは、仲間外れの気がした」「オレは押し入れを部屋にしたい」

あれこれ考えても、子供部屋は1つしか取れません。押し入れは収納でいっぱい。

困ったな。どうしていくとよいかと一緒に考えていたら、子供たち自らが、どんどん考えひらめいていきました。

兄:「部屋の真ん中に布をひいて、部屋を分ければいいんじゃない。」
弟:「じゃあ、オレは押し入れのほう」 ←押し入れへのこだわりが(笑)
兄:「オレは窓際で、明るいからこっちがよい。机も置きたいな、、、」

ひとしきり片付けて、自分だけの空間を楽しんでいるうちに、こんな気づきを得たようです。

兄:「一人分だったら、片付けも楽だね」「これなら、あんまりケンカをしなくて済むね
弟:「自分のところだけのキレイは楽チンだね」

今までは、全てが共有スペースだったので、自分が散らかしていないところまでを片付けなくてはならず、"しんどかった"と気づいたそうです。

そして兄弟ケンカも、どこまでが自分のモノなのかが、曖昧だったことから起きていたこともわかりました。

そして私は、布団と洗濯物をたたむことから解放されました!!

朝は、自分でお布団をたたんでいました。部屋を広くキレイにしておきたいそうです。
洗濯物は、自分の分だけを部屋に置いといてくれれば、自分でたたんでしまうようにしてくれました。

これは本当に、大きな大きな前進に思えました。
自分だけの空間を持つことって、こんなにも大事なことなんだと思い知らされました。


何かモヤモヤすることがあった時、今の環境を見直すことで、降りかかってくる問題を未然に防いだり、最小限にとどめたり、前進できる場合もあります。今現状の環境を見直してみるのをお勧めします。