親はある程度、自分が通り越してきた過去の経験を思い出しながら子育てをしています。
自分が味わった経験、"こうすると転ばないよ""上手に書けるよ""勝てるよ""合格するよ"。知っていることを教えたくなるのが親心だと思います。
子供には、負けてほしくない。強い子になってほしい。上手であってほしい。負けると分かりきっていることを、あえてさせたくない。
結果に焦点を当てると、勝つか負けるかが全てなってしまう。
でもそもそも、負けって何だろう?
それが負けだと決めたのは、結果?
それはその子にとって本当に負けなのか?
何かの試合に負けた時だって、くやしい思いを味わった時だって、後の人生に役立つかも知れない。
その経験を消化して、咀嚼するのは子供自身。
本当に大切なのは、"経験"そのものかも。
結果は、やってみないとわからない。
結果は、ずっと後にならないとわからないかもしれない。
結果は、どうでもいいかもしれない。
その時の結果はどうであれ、子供の気持ちに寄り添うことこそ親の役目。
負けて悔しそうだったら、「負けて悔しいんだね」「泣きたくなったんだね」それだけ。
そんな時、
ほめない
なぐさめない
考えを与えない
指示をしない
子供の人生は子供自身のもの。