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読みもの

成長のタイミングは、人それぞれ

保育園では、絵を描くことや外遊びを満喫していた次男。年長組の時に「文字を覚える意味はあるのかな?」と聞いてきたことがあります。 

その時の次男は「文字を覚えなくても困っていない。絵本は誰かが読んでくれるし。」と、必要性を感じないからやる気が出なかったようです。

小学1年生になった今、再び文字の話になりました。

子「前に、お兄ちゃんが保育園に戻りたいって言っていた気持ちがわかったよ。」

母「保育園に戻りたくなったのかな」

子「うん。学校は、楽しくない。。。。。でも、字がだんだん読めるようになってきたよ!」

母「国語の時間で、読めるようになったのね。」

と、ここまで気持ちを汲んで話を聞いていたら、突然泣き出す次男。

子「だって、みんな字が読めるんだよー。自分は読めなくて。」

母「みんなは最初から読めて、自分は読めないから、悲しい気持ちになったんだね。」

子「うん。読めるようになりたいよー」

保育園を卒園してから3ヶ月。環境が変わったことで、気持ちの変化があったようです。「だんだん字が読めるようになってきた!」と元気よく言っていた言葉の裏にあった悔しい思い。気持ちを汲んで話を聞いたことで、彼の本音を教えてもらえました。

子供が自分で気付いて自分で成長しようとする気持ち。私はそれが大切だと思います。

やる気が出ない時に無理に文字を覚えなくても、絵本を読んでもらった時には絵に集中したり、先生の声を楽しんだり、文字が読めないからこその経験もあったのではないでしょうか。

今まさに、自分からやる気になった気持ちを大切にして、家で勉強をする環境を整えたり、学校でがんばって帰ってきた時に、リラックスできる空間を作ることが大事ではないかと思うのです。

これから長く続く学校生活。大人が全て段取りするのではなく、子供と一緒に相談しながら、その子なりの、我が家なりの環境を整えていこうと思っています。